メルカリとヤフオク
何かを自分で売りたいと思ったら最初に思いつく所ではないでしょうか?
今回はそのメルカリとヤフオク売る場合どっちを利用した方が良いのか?
そんな単純でいてそして難しい、お題に付いて書かせて頂きます。
広告
申し遅れましたがこの記事を書いているのはリサイクルショップKK.ネット代表の小林です。
タイトルのエキスパートが語る!と言うとちょっと
おこがましいですが、まー中古品の売買で10年以上食べているので
エキスパートという事で宜しくお願いします(笑)
それなりに経験等はあるので信用出来る情報かと思います。
目次
メルカリとヤフオクどっちが良い?
スマホでお手軽に売買出来るイメージのフリマアプリのメルカリ
そしてネットを利用したオークション形式のヤフオク
自分で物を売る際にこのメルカリとヤフオクどっちを利用するのが良いか?
それにはまず両方の特性をしらなくてはいけません。
私はとりあえずメルカリもヤフオクも両方使っていますので
下記でどっちに軍配が上がるのかを書いてみたいと思います。
- 使いやすさ・手軽さ
- お客さんの年齢層
- お客さんの質
- 売れるスピード
- 売れるジャンルの幅
- 売値の違い
- 同商品を売るライバル
- メルカリとヤフオク運営の対応
使いやすさ・手軽さ

Alexas_Fotos / Pixabay
まずはこれはメルカリに軍配が上がるのではないかと思います。
1冊の本が目の前に今あったので出品までどのくらい掛かるのか試してみました。
両方ともスマホで出品が出来るのでスマホでの検証です。
ヤフオク出品完了画面まで1分58秒。結構速いですね!!
それでも本の相場は分からないし一部かっ飛ばしてやっている所もあるので
どっかしら間違ってる可能性がありです。
一方のメルカリはアプリをクリックして出品完了画面まで
何と28秒!!
しかも送料は基本こちら持ちだしバーコードでパッと相場が出るし
タイトルなども表示されるのでほぼ入力しなくて良いです。
出品後に保管しておく管理番号だけはシッカリしておきましょう。
数をこなす本やCD.DVDなどでは出品のスピードが求められます。
メルカリであれば商品1個の出品で3分もあれば間違いなく出来そうですので
1時間に20点の出品が出来ると思われます。
一方ヤフオクは相場を調べて・・・と1点1点やっていると
1個の出品には5分程度掛かってしまうと思いますので
やはり売る手軽さというテーマでいくとここはやはりメルカリの勝ちとさせて頂きます。
お客さんの年齢層

OpenClipart-Vectors / Pixabay
これは明らかにメルカリ=若い人 ヤフオク=30歳以上~
こんな感じがします。
これが分かるだけで売るジャンルに寄って使い分けが出来ます。
これはどっちの勝ちとかないですね。
お客さんの質
正直に言いますとこれに関してはどっちもどっちかと思います。
変な人はどこにでもいます。
ジャンクと記載している商品にクレームがくるのはどちらでもあります。
出品説明文にきちんと説明している事でこれらの
トラブルは極力避ける事が出来るでしょう。
下記にも記載しておりますが運営の対応に寄ってもこの辺の
トラブルは避けられます。
こちらも引き分け
売れるスピード

janjf93 / Pixabay
これは売る商品のジャンルに寄って変わるかと思います。
しかし同じぐらい売れ筋の商品であればメルカリに軍配が上がると思われます。
これはメルカリ=若い人が多い、スマホを持っている、常にスマホを見ている
こんなことからの差ではないかと思います。
そんな訳で売れるスピードはメルカリの勝ち
売れるジャンルの幅

rawpixel / Pixabay
私もこの仕事をしていると色々なジャンルの商品が入荷します。
時には売れた後にも何の商品か分からない・・・(笑)
そんな事すらあるのです。
自分が価値が分からない場合、値段すら決められません。
そんな時は値段が固定のメルカリよりもオークション形式のヤフオクの方を
絶対に利用します。
そして思いもかけない値段になってしまう事もありで
売れるジャンルの幅で言ったらこれは完全にヤフオクに軍配が上がります。
完全にヤフオクの勝ち!
手数料の違い

blickpixel / Pixabay
販売の手数料ではどっちが良いでしょう?
ヤフオクは手数料が8.64%ですがヤフープレミアム会員でない場合は10%
メルカリは一律10%です。
プロの古物商達は基本ヤフープレミアム会員ですので
販売手数料だけみたらヤフオクの勝ちですね。
たった1%ぐらい大した差がないと思いがちですが
長々経営していたりすれば大きな金額になっていきます。
一般の方で言えば手数料に関しては引き分けです。
売値の違い

200degrees / Pixabay
同じ商品でもヤフオクとメルカリでは売値が結構違う商品もあります。
私の業界内ではメルカリ=安い メルカリ=値引き要求ばっかり
こんな印象で思われていますが私的には良い商品であれば
メルカリはヤフオクよりも高く売れると思っています。
試しに同じ型番のコードレス掃除機が大量入荷した際に検証しましたが
ヤフオク平均売り値4000円 メルカリ平均売り値8000円
ヤフオクは4000円が売り値としたら手数料(345円)
4000円-345円=3655円
メルカリは手数料が10%(800円)+送料(1500円)こちら持ちだとして
8000円-(800円+1500円)=5700円
この様になった事もあります。
メルカリが5700円平均 ヤフオクが3655円
新しい掃除機を売った際はこの様になりました。
この様にジャンルに寄っては差額が出る物も多数あり
そこに差額の利益を得る事が出来る転売、
通称「せどり」の可能性を秘めているかと思いますので
これに関してはまた記事を書かせて頂きたいと思います。
ここまでは型番などで分かる商品の話です。
しかしメルカリとヤフオクの一番の違いは
値段が固定されているメルカリとオークション形式のヤフオクの差です。
世界に1個しかない希少な物をメルカリでいくらで出して良いのか
分かりませんよね?
もしかしたら桁が1個違ってくる事だってありえます。
古物商が大好きなのはやはりヤフオクではないかなと思ってます。
基本的にはメルカリの勝ち 希少価値が高い物はヤフオクの勝ちなので引き分けで
同商品を売るライバル

RyanMcGuire / Pixabay
ライバルの数で言うとメルカリが売れる商品の特性は若い人向けで
相場が分かる様な物になります。
必然的に考えてそういった商品が世の中に溢れているので
メルカリの方がライバルは多いという事になります。
しかも一般の方が処分したい、お金は大して要らないと言った考えの方も
多くリサイクルショップの買取価格よりも安く出品されている物も
あったりしてリサイクルショップ泣かせなのがメルカリです。
反対にヤフオクは1点物など希少価値が高い物を出品するのに
向いているのでライバルがいようとあまり関係ありません。
ライバルの多さはメルカリが高くヤフオクの方がライバルは少ないと
判断しヤフオクの勝ちです。
メルカリとヤフオク運営の対応

geralt / Pixabay
これはメルカリに軍配が上がります。
過去に長くメルカリなりヤフオクを利用して販売していると
どうしても変な人に出くわしたり、商品が破損して届いたり
お客さんからクレームがきたりあります。
この際に運営側に連絡してトラブル対処の対応についてですが
ヤフーは満足いく対応をしてくれたのが過去の経験で言えば
50%に満たないくらい。
メルカリに関しては今の所100%解決して貰っています。
逆にここまで対応して大丈夫?私が嘘を付いていたらどうするの?
って心配になってしまうぐらいあっさり対応してくれる事もあるのがメルカリです。
1例を書くと
メルカリ便で発送した商品が壊れていたとお客さんから連絡が入りました。
ちょっと梱包が弱かったかな・・・?
っとダメ元でメルカリ運営に連絡すると
「申し訳ありません!!すぐにお客さんにこちらから連絡を入れます
そしてここからはこちらが対応しますのでそちらに連絡はもうしない様に
お客様にお伝えします。落札金額はそのまま反映させて頂きます!」
また別の件で
商品が思っていたのと違う!返品したい!!とのクレームがあって
対応が面倒だな・・・と思って相談したら
「この方トラブルが多いんですよ・・・もうこちらで全て対応しますので。
申し訳ありませんでした。売り上げ反映させて頂きます」と
メルカリは神対応ばかりなのです。
ヤフオクは正直何万件も取引していても思った様に対応してくれない事が
多いのが個人的な印象ですね。
そしてルールを破ると何万件も取引がある出品者でも容赦なく消されます(笑)
メルカリは評価で判断してくれるのか煩わしい事は全てあっさり解決してくれてる印象です。
ですので運営対応は完全にメルカリの勝ち!
エキスパートのメルカリとヤフオクの使い分け

Engin_Akyurt / Pixabay
ここまで書いてきて大体メルカリとヤフオクの特性は分かって頂けたかと思います。
私は両方を使っていますがどの様に使い分けているか紹介します。
- 値段が決まっている商品 メルカリ
- 値段が分からない商品 ヤフオク
- 生活用品 メルカリ
- 数が少ない商品(希少価値が高い)ヤフオク
- まとめ売り(ジャンク品) ヤフオク
大まかにこの様に分けてます。
例えば本やDVDなど日常生活にある物は値段も決まっているのでメルカリ
生活家電、電動工具などもメルカリ。
希少価値があっても相場が出ていたらメルカリ。
衣類やバッグなどブランド用品もメルカリ。
希少価値が高く、値段が分からない商品というのはそうそうある物でもなく
この様にほぼほぼメルカリ販売になっています。
私の場合、なにでヤフオクが活躍しているのかと言うと
基本的にはまとめ売り(ジャンク品)を多く売っています。
腕時計の山 人形の山 おもちゃの山 アクセサリーの山
破損などがある部品取り出来る商品の山 ジャンク品の山 同ジャンルの山
1点1点では価値が少ないが
まとめてであれば価値が上がる様な商品をメインで使ってます。
これに関してはメルカリで値段が固定されているのとは違い
どこまでも上がっていく可能性もあり
在庫もまとめてはけて、売上もたち、1点1点売る手間も省けます。
詳しくはヤフオクのまとめ売りはメリットだらけ?セット売り、大山の売り方
特性を理解する事で売れるスピード、売上、手間などが大きく変わってきます。
俺はヤフオクしか利用しない!!メルカリの方が良い!!っと決め付けてしまうのは
良くありません。
両方の良いとこ取りを出来る様に使い分けましょう。
ただ基本的には時代に合っているのはメルカリかな~?
っと思っちゃいますね。
メルカリとヤフオクのどっちが良い?まとめ
使い分けをしたいのであればメルカリとヤフオクの特性を良く知る事!
どちらも良い所、悪い所あります。
知った上で自分の売りたい物はどちらに合っているのか?
高く売りたいのか?早く手放したいのか?を考える。
基本的には時代に合っていると思われるのはメルカリで
一般の方であれがメルカリでほぼ事足りてしまう事が多いと思います。
便利な時代で誰でも中古品の売買が出来る様になってきてますね。
リサイクルショップはもうほぼ必要なくなってきてます(笑)
しかしリサイクルショップも上手く使う事で
売る手間などを省き手軽にお金に出来ますし
上手く活用出来ると生活にもお得です。
また弊社リサイクルショップKK.ネットでは不要品の寄付も全国から募っています。
是非、こちらもご確認ください。